年間行事&ワークショップ

報恩講(1月)

浄土真宗の開祖である親鸞聖人のお遺徳を偲び、お念仏に出会えたご縁に感謝する意味を込めた、浄土真宗のお寺では最も大切な法要です。
聖人のご命日は、旧暦では11月28日、新暦では1月16日とされています。
覚円寺では毎年1月、ご命日に近い日にちを選び、お勤めさせていただいています。
法要では、親鸞聖人がお作りになられた『正信偈』をみなさんと一緒にお勤めし、ご講師による法話を聴聞させていただきます。

彼岸会永代経(3月・9月)

春と秋のお彼岸の中日(春分・秋分)の頃に営む法要です。
この「彼岸」ということばは、私たちの住むこの世界「此岸(しがん)」つまり「こちら側の岸」とあらわすのに対し、ほとけさまの世界「浄土」を「向こう側の岸」、「彼(か)の岸」とあらわしたことによります。

諸説ありますが、春分・秋分の夕日は真西に沈むことから、西方にある浄土に思いをはせ、そこに生まれさせていただくことへのよろこびを味あわせていただく時期という意味があります。

また浄土真宗の永代経とは「永代読経」という意味をもち、私たちに伝えられてきたお経やお念仏のみ教えが、これからも永く続いていくことを願うものです。
ところでよく言われるのが「永代供養」との違いです。

浄土真宗では本来、先祖供養を目的とした法要は行いません。それは、阿弥陀様のお念仏をいただいた方は間違いなくお浄土に生まれ、「ほとけ」とならせていただくのであり、亡くなってから迷ったりすることもないため、ご遺族がいわゆる「追善供養」の必要がないからです。

先祖さまは「ほとけ」となって、阿弥陀様とともに私たちを今この瞬間も救って下さっています。
むしろ「迷っている」のは私たちのほうであった、ということをしっかりと押さえておく必要があります。

写偈~正信偈に親しむ~(毎月開催)

毎月1回、写経ならぬ「写偈」を開催しております。
親鸞聖人がお作りになられた『正信偈』を筆や筆ペンで写すことによって、そのおこころに触れさせていただこうというイベントです。
途中、住職による「プチ法話」をさせていただきます。
お菓子とお茶のサービス付き!