12月度写偈~正信偈に親しむ~ 中止のお知らせ

12月20日(日)に予定しておりました「12月度写偈~正信偈に親しむ~」ですが、新型コロナウイルスの全国的な感染拡大を受け、中止を余儀なくされてしまいました。

楽しみにされていた方には、本当に申し訳ないことであります。

しかしながら、人が一か所に集まり長時間過ごすという行事は、この状況下では開催すべきではないとの判断をいたしました。

みなさまどうかご了承ください。

次回は、年明け2021(令和3)年1月17日(日)に開催の予定です。

ただし、感染拡大状況によっては直前に中止とさせていただく可能性もあります。

この「真宗木辺派覚円寺」公式サイト、Facebookページ、Instagramなどで最新の状況を掲載いたします。どうぞご確認のうえ、ご参加ください。

11月度「写偈」を開催しました

11月29日、「写偈~正信偈に親しむ~」を開催させていただきました。

住職法話の内容は「曇鸞章」に入りました。
今回は曇鸞大師のエピソードについてお話しをさせていただきました。

曇鸞大師は中国南北朝時代に活躍されました。北朝・魏の方でしたが、その名声は南朝・梁にまで届き、梁の武帝が大師のことを「菩薩」として敬っておられました。

病気療養のため、江南で長生不死の神仙術を学びましたが、洛陽での菩提流支三蔵との出遇いによって、その書物を焼き捨て浄土教に帰依なさったというお話しです。

親鸞聖人は、大師が神仙術の書物を焼き捨てた、ということに深い感銘を受けられたそうです。

私たちは、ともすれば色々な教えのうわべだけを拾い、その真似事をすることを信心深い姿であると思いがちです。

しかし親鸞聖人は、浄土の教えは他の教えと一緒にしてはならない、命を懸けるべきものは二つあってはならないという、信仰に対する真剣さをこの伝承から感じ取られたのでしょう。

どこまで信仰に真剣になれているか、私自身に問われているように思います。

10月度「写偈」を開催しました

先日、10月度の写偈を開催させていただきました。

住職法話は、『正信偈』の天親菩薩章の最後のところです。天親菩薩は『浄土論』で「一心」ということを著わされました。

親鸞聖人は、この一心とは、ふた心なく、阿弥陀様だけにお任せし、阿弥陀様が仰るとおりにお念仏を称えさせていただくことであるとし、これこそが正しい信心であると明らかにされました。

今回は、その信心によって得られる利益について、
現在世での利益
未来世での利益

の二つがあることをお話しさせていただきました。

私たちは信心をいただいた今、その姿のまま、往生と成仏が決定した「現生正定聚」の位につかせていただける。

さらに、臨終と同時に浄土に往生すると、阿弥陀仏と全く同じ自他一如の仏となり、何の苦もなく、迷いの世界の衆生を自在に救済できるようになる。

この二つの利益が一心、すなわち正しい信心には具わっているいるのです。

今、私たちの存在は煩悩そのものでありますが、阿弥陀様から信心を賜り、私たち自身が仏となることは、一切衆生を救済することになっていくのです。

【真宗教団連合】オンラインごえんさんエキスポの開催について(ご案内)

このたび、宗祖親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年・真宗教団連合結成50周年記念事業として、真宗教団連合の主催により、「オンラインごえんさんエキスポ」を下記のとおり開催します。
ぜひご視聴、ご参加ください。

開催日時:2020年11月7日(土)10:00~22:00
開催形態:YouTubeライブ配信
基本的にはすべて無料で参加可能ですが、一部「ZOOM」を利用した有料コンテンツ(要:事前申し込み)も有ります。

詳細はこちら
〇真宗教団連合HP:https://www.shin.gr.jp/
〇特設サイト:https://5en3expo.studio.site/
〇Facebook:https://www.facebook.com/5en3expo
〇Twitter:https://twitter.com/5en3expo

10月度「写偈」開催のお知らせ

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暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったもので、今年の秋の訪れは暦どおりになりましたね。暑い夏、本当にお疲れ様でした!
みなさんよく乗り越えました!

今年はコロナのおかげで、いつもの夏ではない過ごし方をされた方も多かったのではないかと思います。
これからしばらくの間は過ごしやすい期間です。夏の疲れを癒してくださいね!

さて、10月も消毒液準備、換気等、コロナ対策をとったうえで「写偈」を開催いたします。秋の夜長(写偈は昼間の開催ですが(笑))、心を落ち着かせて筆を取るのはいかがでしょうか?
どなたさまもご参加できますので、お気軽にお越しください。

よろしければ、当日はマスクを持参のうえご参加いただければ、と思っております。
15時からは住職によるプチ法話&ご文の解説をさせていただきます。

日時:令和2(2020)年10月25日(日)13時~17時
参加費:500円(前回来られて、用紙の続きをされる場合は300円)
持ち物:特に必要ありませんが、ご自身の筆を使われる方はお持ち下さい。

時間内でしたら、いつお越ししただいても、お帰りいただいてもOKです。
ただし、法話のあと参加者の方がすべて帰られるなど、その時の状況をみて終了時刻を早めることもございますので、どうぞご了承ください。

9月度「写偈」を開催しました

9月27日、毎月恒例となっております「写偈」を開催いたしました。

今回は初参加の方も数名おられたことから、15時からの住職法話では、「仏教とは」という基本に立ち返ったところからお話しをさせていただきました。

仏教とは文字通り「仏の教え」であります。2500年前にインドでお釈迦様が説かれた教えを仏教と言います。同時に仏教とは「仏に成る教え」なのです。

では、一体誰が仏になる教えなのか?

それは「私自身」以外ありません。

私自身を抜きに仏教を聞かせていただいても、それでは仏教の意味を成しません。お経にしても、高僧方が著わされた書物も、「私が仏に成る」ことについて描かれています。それを分かったうえで、仏教と言うものに触れていかねばなりません。

さて、『正信偈』の内容について今回は、七高僧の第二祖・天親菩薩についてあらわされたご文のところをお話しさせていただきました。

天親菩薩はその著『浄土論』のはじめに

「世尊、我一心に尽十方無碍光如来に帰命したてまつりて、安楽国に往生せんと願ず」

とおっしゃいました。世尊とはお釈迦様のこと、尽十方無碍光如来とは阿弥陀様のこと、帰命とはまかせること、安楽国とはお浄土のことです。

親鸞聖人は、天親菩薩がこのご文の中におっしゃった「一心」こそ正しい信心である、と重要視されます。

その一心とは、自分が一所懸命に作り上げる「自力の一心」ではなく、阿弥陀様にすべてお任せする「他力の一心」です。

すべてお任せするということは、阿弥陀様が

「あなたを必ず浄土に生まれさせる、”南無阿弥陀仏”と私の名をよべ」

とおっしゃることを、

「私は浄土に生まれさせていただきます。南無阿弥陀仏」

と、ただただそのまま受け取ることです。

そこには私自身のはからいといったものは、一切何も含まれていません。
親鸞聖人は、阿弥陀様のお心をそのまま頂くことこそ「他力の一心」であり「正しい信心」のあり方であるとされ、『正信偈』に

「広く本願力の回向によりて、群生を度せんがために一心を彰す

と、天親菩薩を讃嘆されるのでした。

9月度「写偈」のお知らせ

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お盆も終わり、そろそろ秋の気配が、と言いたいところですが、まだまだ暑い日が続いておりますね。体調など崩しておられませんでしょうか。

はや9月です。9月といえば、私の誕生月…いやいや、秋のお彼岸です。お彼岸とは本来はお浄土の事だそうです。

阿弥陀さまのおはたらきによって、私たちが生まれ行く、さとりの世界がお浄土です。お彼岸の時期、お浄土に思いをはせ、感謝のこころでお念仏をいただきつつ、過ごさせていただきましょう。

さて、9月もコロナ対策をとったうえで「写偈」を開催いたします。どなたさまもご参加できますので、お気軽にお越しください。

よろしければ、当日はマスクを持参のうえご参加いただければ、と思っております。

15時からは住職によるプチ法話&ご文の解説をさせていただきます。

日時:令和2(2020)年9月27日(日)13時~17時
参加費:500円(前回来られて、用紙の続きをされる場合は300円)
持ち物:特に必要ありませんが、ご自身の筆を使われる方はお持ち下さい。

時間内でしたら、いつお越ししただいても、お帰りいただいてもOKです。
ただし、法話のあと参加者の方がすべて帰られるなど、その時の状況をみて終了時刻を早めることもございますので、どうぞご了承ください。

「福島区・お盆の夕べ」開催のお知らせ

本年度も「福島区・お盆の夕べ」が開催されることになりました。

浄土真宗では、お盆になったらご先祖様の魂がこの世界に帰ってきてくださる、という考えはありません。
なぜならば、ご先祖様は尊い仏さまとなり、私たちをいつどんな時も、どこにいても、途切れることなく私たちを教え導き、救ってくださっている、とされているからです。
いうならば、浄土真宗では365日、毎日がお盆のようなものですね。

ただ、私たちに「なむあみだぶつ」と、お念仏の教えに出遇わせてくださるご先祖さまを偲び、自分のいのちに向きあうご縁として、お盆の行事はとても大切な慣習のひとつであるとも考えます。

そのため浄土真宗でも、各本山や寺院でお盆のお参りが盛大に行われます。
阿弥陀様、ご先祖様方のご恩に感謝し、私たち自身が今まさに救いの中にあることを喜ぶお参り、という意味で「歓喜会(かんぎえ)」と呼ぶことも多いです。

今年のお盆も、どうぞご先祖様の声に耳を傾け、自分のいのちについてゆっくりと考える期間としてお過ごしください。

8月16日の「お盆の夕べ」では、福島区内の色々な宗派寺院僧侶による読経が行われます。
浄土真宗の僧侶である住職も参加いたします。よろしければ、ご一緒にお念仏いただく機会のひとつとして、お立ち寄りいただければと思います。

福島区・お盆の夕べ公式サイト

8月度「写偈」のお知らせ

するめいぬさんによる写真ACからの写真)

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気温も徐々に高くなってきました。夏本番がすぐそこまでやってきている感じがしますね。
この夏はマスクをしながら過ごすのが当たり前となり、熱中症のリスクが高くなるといわれています。
どうかみなさん、ご自身の体調管理には十分お気を付けください。

さて、8月もコロナ対策をしたうえで、「写偈」を開催することといたします。よろしければ、マスクを持参のうえご参加いただければ、と思っております。
15時からは住職によるプチ法話&ご文の解説をさせていただきます。

日時:令和2(2020)年8月23日(日)13時~17時
参加費:500円(前回来られて、用紙の続きをされる場合は300円)
持ち物:特に必要ありませんが、ご自身の筆を使われる方はお持ち下さい。時間内でしたら、いつお越ししただいても、お帰りいただいてもOKです。

ただし、法話のあと参加者の方がすべて帰られるなど、その時の状況をみて終了時刻を早めることもございますので、どうぞご了承ください。

7月度「写偈」のお知らせ

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長く続く大雨の被害を受けられたみなさまに、心からお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧と、日常が戻ることを心から念じております。

さて、先月より再開いたしました「写偈~正信偈に親しむ~」ですが、8月度も開催することにいたします。当日は手指用の消毒液を準備し、ソーシャルディスタンスを確保するなどのコロナウイルス対策をとらせていただきます。

よろしければ、マスクを持参のうえご参加いただければと思っております。15時からは住職によるプチ法話&ご文の解説をさせていただきます。

日時:令和2(2020)年7月19日(日)13時~17時
参加費:500円(前回来られて、用紙の続きをされる場合は300円)
持ち物:特に必要ありませんが、ご自身の筆を使われる方はお持ち下さい。

時間内でしたら、いつお越ししただいても、お帰りいただいてもOKです。
ただし、法話のあと参加者の方がすべて帰られるなど、その時の状況をみて終了時刻を早めることもございますので、どうぞご了承ください。